俯瞰する力と振り出しのような今
自分の思うことを言葉に変える練習をしよう。伝わる文章が書けるようになりたい。その思いで日々ブログを更新している。そうすると、変わらない毎日の中でもちょっとした気づきがある。今まで言葉にしてこなかった感情を言葉に変えることは、自分を客観視する訓練にもなりそうだ。ってことを今日は思っている。
昔、大学で「マスコミ講座」を受講していた。法学部に在籍しながら旅行系の国家資格の勉強をして、マスコミ講座に参加していたのだ。(統一性がない…)。
その講座で学んだことはほぼ忘れてしまったけれど、くり返し講師に言われたことは「俯瞰する力」を身につけろと。それだけは覚えている。鳥のように高い位置から物事をみる力がない限り人に伝えることはできない。つまり客観視できるようにと。
当時のわたしは、主観的な文章で書かれる小説の世界にはまっていたのでピンとこなかった。けれど、文章を書く仕事をはじめてみると俯瞰する力はぜったいに必要だなと思っている。
結局、大学卒業後は好きな旅の仕事がしてみたくて旅行会社へ行ったが、本当は出版や編集の採用試験にことごとく落ちたのだ。
就職活動は不安定な気持ちだったことを覚えている。その不安定な中、進路を選んでいかなければならない。もし、書く仕事にこだわってアルバイトからでも出版や編集の世界に飛び込んでいたら、違った人生があったのかもしれない。でも、当時は正社員にならなければというプレッシャーがあった。
結局は、いまwebライターの仕事を選んでいる。アルバイトよりももっと不安定な状況で。振り出しのような今。経験を無駄にしたらもったいないけれど。