日々、書く仕事

2018年からライターへ。ずっと心の中で思い続けてきた「書く仕事」がしたいという気持ち。これまで遠まわりもたくさんしてきたけど、本音で生きることに決めました。

ライター6年目、反省

最近、意識していろんな本、雑誌を読むようにしている。できるだけ紙で。普段は、仕事で必要なビジネス関連の記事ばかり見ているので(難しいよ…とのたうち回りながら…)、ビジネス関連から離れて全然関係のないジャンルを選ぶようにしている。

 

特にいま興味あるジャンルは、自分と同世代(40、50代)もしくは親世代(70代以降)の女性の話。生き方とか、心の持ち方とか。それはたぶん、これから訪れるであろう更年期や家族の健康問題(認知症、介護)、老いていくこと、そういった問題を、上の世代の人たちはどう受け止めて、どうやって乗り越えてきたのか、もしくはどうやって乗り越えようとしているのか、いろんな話が聞きたいのだ。

 

この「知りたい」という興味があればぐんぐん読める。雑誌で言うと、婦人公論とかクウネルあたりかな?「生きていればいろいろあるけれど、それでも前を向いて生きてますよ」とインタビュー内で語られるメッセージに「そうだよね。皆いろんな葛藤抱えてるよね」とうなずいてしまう。一つ一つの言葉がすごく身近に感じるからきちんと腑に落ちていくのだ。(本当はもっと複雑で折り合いがついていないこともいっぱいあるだろうけれど。紙面の中でうまくまとめられていることも多いだろうけれど)

 

かたや、普段のビジネス記事(書く側の立場として)はどんな状況?とあらためて自分に問いただしてみると…きちんと調べる、調べるけれど難しい部分が多くて、まずは編集者さんに対して「(おそる、おそる)書きました」みたいな気持ちになってはいなかったか。

 

それってすごくおかしい。だって、婦人公論やクウネルを見て、私は毎回「すごく勉強になった」と思うんだけど、それをつくっている人たちが「われわれは、女性の気持ちってよくわからないけれど、こういう記事はいかがでしょう?」なんてしていたら絶対にいやだもん。というよりも、そうしていたら読者はすぐに気づく。そうじゃないから、ちゃんと言葉がリアルに伝わってくるんだ。

 

ビジネスの案件は正直難しい。知らない用語も新たな概念もたくさん登場してくる。でも、まずは不安な気持ちがゼロになるまでしっかり学んでから記事を書かなければ。忙しいと、納期との勝負で記事を書くことが目的になってしまう。でも本当に大事なのは読者にとって「いい記事」でなくてはならないということ。それ、ちゃんと意識してた?できていなかったのではないか?ライター6年目、もう少し視点を変えて、いや、視座を上げていかないと成長できないぞ…。