日々、書く仕事

2018年からライターへ。ずっと心の中で思い続けてきた「書く仕事」がしたいという気持ち。これまで遠まわりもたくさんしてきたけど、本音で生きることに決めました。

甘えてもいいか。お互いさま。

平日、娘の寝かしつけを担当。もう5歳なので、寝かしつけという表現は違うのかもしれない。同じ布団へ入ってひたすら娘が眠るのを待つだけだ。起きてやらなきゃならないことはたくさんある。家事も仕事も。ゆっくり珈琲も飲みたい。ここで寝てしまうわけにはいかない!

 

娘は、ひとりじゃこわいから眠れない、そう言って足も腕もわたしの太ももや体に絡める。小さないびきが聞こえてきたら、そっと巻き付いていたものをほどく。「行かないで」と再び力が入り必死の抵抗だ。

 

完全に寝たのを確認して、暗闇の中、こっそりと部屋を抜け出すときにいつも娘に申し訳ないなと思う。わたしの影が部屋から出ていくのを、娘は眠りの中から感じ取っていそうだ。以前、泣きながら部屋から出てきて「ひとりじゃねれないよ、えーん」と訴えてきた日もある。

 

誰かのブログで書いてあった。小さい時に「母がいつも布団から出ていくのがさみしかった。」という内容。ドキっとした。娘もそう思うのかな。大きくなった時に、置いていかれるような「さみしさ」が娘に残ってしまったら嫌だな。

 

娘にとってのわたしは、どう映っているんだろ。

片付けは苦手だし、すぐに疲れきってごろごろしちゃうし、スマホをみてばっかりだし。「こんなおかあさんでごめんね」といつも思う。

そう言いながら結局、娘に甘えているのは、わたしの方だ。母親としてできないことを許してほしいと思ってしまうのだ。

 

娘がいっしょに寝ようと言ってくれるのも、あと何年かの話。わたしも毎日娘へ甘えている。だから、娘からの甘えも快く引き受けてあげなければね。お互いさまだよね。