代弁できるライター

ライティングという一つの技術を考えたときに、発信力や影響力がある人でも、もしかしたら書くことが苦手だという人は思っている以上に多いのかもしれない。わたしが絵が描けないのと同じように、文章の表現が得意じゃない人。けれどめちゃくちゃ伝えたい思いの強い人。そういった方の伝えたいことにしっかりと耳を傾けて、思いを代弁できるライターになりたい。そう考えたらわたし自身はエッセイやコラムといった自分発信の記事を書くライターを目指しているわけではないのだなと思う。ライティングの技術はもちろん、偏見や思い込みなく人と関わる力だとか、共感する力とか、その人が持つ空気感を言葉に変えるような力とか、イメージアップにつながる表現とか。インタビュー……というよりももっと黒子的な存在で役に立ちたい。お互いに信頼関係がないとできないだろうけれど。