日々、書く仕事

2018年からライターへ。ずっと心の中で思い続けてきた「書く仕事」がしたいという気持ち。これまで遠まわりもたくさんしてきたけど、本音で生きることに決めました。

イメージが変わると日常も変わる

 

 潜在意識という言葉は大人になってから知ったけれど、小さいころから先にイメージを描いて動いていた。無意識に潜在意識の力を借りていたのか。そのイメージはいつも同じ。「困難を乗り切ったあとにハッピーエンド」。そうすると、すんなりいくことはなくおもしろいほど必ず困難と言うか、試練のようなものに出くわす。

 

さきにダメージを受けて、それにめげず立ち向かうストーリーを自分で勝手に演じている。たしかに、そういうストーリーはメリハリがあるし、感動のゴールがまっている。けれど、それがクセになると、苦労をしなければ物事がクリアできない。みたいな価値観になってしまう。ゼロからはじまってマイナス100になり、這い上がってゼロに戻っていることに気がついていない。

 

わたしは、小説でも映画でもすごく平坦なものが好きで。日々何気ない暮らしの中にほっとするできごととか会話とか。揺さぶられるような哀しみとか衝撃とかではなく、人が生きて行く中で感じる日常の心の動きを見る方が好きだ。決して苦しみの中だけで成長したり獲得していくものではなくて。よくないことが起きても、日常の中でちゃんと珈琲のおいしさに気がつけるような日々。

 

いつからか、自分の中で「苦労をしなければゴールにたどり着けない」というイメージがなくなっている。それのおかげなのか、淡々とした毎日の中で、自分の気持ちに寄り添って暮らせるようになってきた。潜在意識がかわったのか。