旅へ出るときの気持ち
旅へ出発する日の朝はぜったいにトイレ掃除をする。
今でこそ、旅をする時間は減ってしまったが、むかしはよく国内も海外も出かけていた。
旅慣れている方だとは思うけれど、いつも家をでる瞬間、生きて帰れるかなと思ってしまう。なんでだろうね、この気持ち。
日常を離れたいのに、戻ってこれなかったらと毎回思うのだ。旅している時はその不安はなくなるのに。むしろ忘れているのに。
だから、願かけのトイレ掃除。
ちゃんと生きて帰れますようにの。
なんて。大げさに書いてみたけど、実際はなんかあったときに家に帰れず、自分の代わりに誰かが家に入ることになったら、あっトイレ掃除しておけばよかったと思いたくないなぁという理由もある。
いま、鳥取の米子にむかって海沿いを車で走行中。夫よ、運転ありがとう…娘はこの時間にお昼寝。わたしはスマホでブログ書いてみる。
海沿いの景色は、ちょっとさみしくて、廃れてしまった家屋が立ち並んだりしているけれど。なんだか気持ちが落ちついてくる。不思議な魅力がある。