心の変化、相手を思う気持ち
きのうは友人親子が家に遊びにきた。子どもたちは、とってもにぎやかにテンション高く、はしゃいでふざけてずっと笑っていた。「楽しい1日だった」と、満足気に眠りにつく娘。わたしはすぐにわかった。娘の友だちに対する接し方が以前と比べて変わったのだ。
これまではどうしても「自分の気持ち」を優先する場面が多かった娘は、お友だちから「これかして~」と言われても、快く貸してあげることができなかった。
おそらく根底にある「自分のモノが減るからいやだ、無くなるからいやだ」という気持ち。その気持ちは分からなくはないけれど、すべてにおいてその調子だったので、「いやいや、いつも見向きもしていなかったやつじゃん……」と思うモノでも娘は頑なに拒んでいたのだ。
(娘はお菓子も食べきらずに残しておくタイプ、で忘れちゃうタイプでもある。基本的にモノを残しておきたいと考えている)
けれど、きのうは違った。お友だちに「なんでも自由に使ってね」と自分から言っていたのだ。だからお互いに嫌な気持ちにもならず、本当にのびのびとしていた。
もちろんすべてを差し出すことが正解ではない。本当に大切な宝物は、自分でちゃんと守れる大人になってほしい。
その一方で、「自分の好きなお友だちが満足することで、結果的に自分も楽しいんだ」ということも大事なわけで。それに気づいたんだなと、娘の心の成長を感じたのだ。