日々、書く仕事

2018年からライターへ。ずっと心の中で思い続けてきた「書く仕事」がしたいという気持ち。これまで遠まわりもたくさんしてきたけど、本音で生きることに決めました。

耳を傾けるように

これまで読書といえば小説かエッセイばかりだった。気になるビジネス書は読むけれど、あくまでも知識を得るためであって、楽しむものではないと思っている。(知らないことを知ることは楽しいが)

 

ところが最近、インタビュー本や対談本をよく読むようになって、世の中にそういった類の本が多いことに気付いた。それがおもしろくてしかたないのだ。

 

エッセイが作者個人の独白だとしたら、インタビューは必ず他の誰かと関わって生まれたもの。たとえば、わたしの好きな作家さんでも、その方がエッセイで書かれているものと対談本では印象が異なる。そういう一面があったのかと新たな魅力に気づいてうれしくなる。

 

もともと、喫茶店など隣の人たちの会話をこっそり聞くのが好きなわたしは、なんだか本を通しておしゃべりに耳を傾けている気持ちになる。(つい笑ってしまったり、これネタにしようと思ったり)

 

1人で働いていて、誰かとおしゃべりがしたくなったら、対談本を開いて弾んでいる会話に耳を傾けてみよう。そこには人がいる、そう思うだけで気持ちが落ち着く。