いつか、書けなくなる日が起きても
「文章が書けなくなる原因はスランプではなく慢心。」とツイートをしていた。
ベテランのライターさんが経験をふまえこう言われているので間違いはないだろう。わたしはこのツイートをみて安心したし、うれしかった。
念のため、スランプと慢心について辞書で調べてみると、
スランプ:一時的に調子がくずれ、いつもの時の技能(能力)が発揮できない状態。一時的に取引がふるわない状態
慢心:おごり高ぶること(心)
この違いは大きい。
わたしはまだライター歴が短いので、「書けない」という本格的な悩みに陥ったことはない。(知識不足で書けないということはしょっちゅう起きており、もがいている)
しかし、これから先、突然書けなくなる日も起きるのだろうかと、考えなくもなかった。目の前に仕事はある、けれど書けない。納期に間に合わない、信用を失うという恐怖。
なぜ、書けないのか?
それが、原因のわからないスランプではなく、はっきりと慢心だと、それは謙虚さが足りないのだと、言葉にしてくれたおかげで、この先「書けない」と悩んだ時に自分の心を振り返ることができると思った。
もちろん、何か理由があって(身体の調子を崩していたり、心配ごとがあったり)書けなくなる日もあるかもしれないし、休息が必要なときもあるかもしれない。
しかし、書けない時の原因は自分の心にある、と知っておくだけで、日頃から自分の心の持ちように気を配ることができる。スランプを恐れなくてすむと思った。