日々、書く仕事

2018年からライターへ。ずっと心の中で思い続けてきた「書く仕事」がしたいという気持ち。これまで遠まわりもたくさんしてきたけど、本音で生きることに決めました。

こんな文章が書きたい

たまたま出会った本の中の一節がとても心に残った。普段、旅記事を書くことが多いので参考のためにブログへ記そう。

 

村は、丘の上にある。光あふれる真っ白な路地を登ると、行き着くのは丘の頂。そこには広場があり、教会や市庁舎など荘厳な建物が取り囲む。

忘れてはならないのは展望台である。登れば、そこが断崖絶壁の上であることに気づく。そして眺望に思わず息をのむのだ。

眼下には、ひまわり畑やオリーブ畑が広がる。大輪の花の黄色、豊潤な果実の緑、そして、背後には村を覆い尽くす「白」。

すべての色が夏の陽光に包まれ、輝く景色となって完成される様。

それが、この村のハイライトだ。 

 

ピエ・ブックス社の「世界の小さな村」から、スペインのアルコス・デ・フロンテーラという町を紹介する文章。

すばらしいなと思ったのが、文章とともにその町を本当に自分の足で歩いている気分になるところ。発見をしたり、感動したり、気づきがあったり。その町のことを何も知らなくても、町の魅力が存分に伝わってくる。こんな文章を書きたいなと思った。